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村上春樹の長編小説創作プロセスについて (10/100)

 
  2017/12/08
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本棚で、村上春樹『職業としての小説家』(新潮文庫)を見つけたので、ふと手にしてパラパラめくっていたら、彼の長編小説を創作するさいのプロセスが気になったので、ざっくりと抜き出してみた。
なにかアウトプットする際に、参考になるだろう。

彼はとにかく、書き直す。
それを「とんかち仕事」と言っている。一筆書きをして、それからとんかち仕事へ。

創作プロセスは次の通り。村上さんはとにかく推敲するのである。

1.どういう長さのフォームとするかを決める。長編か短編かショートショートか等。
2.「小説を書くほかには何も書かない」こととする。
3.一日のノルマ枚数を決める。村上さんの場合には10枚(4000文字)として、それ以上でもそれ以下にもしない。

4.第一稿を書き上げると、1週間程度寝かせる。寝かせるというのは、その原稿に対して何もしないこと。
5.第一回目の推敲。アタマからゴリゴリと書き直す。かなり大きく手を入れる。この作業に1~2ヶ月。

6.第二稿を書き上げると、また1週間程度寝かせる。
7.第二回目の推敲。今度は丁寧に書き直す。細部に目をやる。

8.また一服(期間としてはこれも1週間程度かと思われる)。
9.第三回目の推敲。前の二回と比べると、「修正」というイメージ。

10.1~2ヶ月程度の長い休みをとる。
11.第三者(村上さんの場合には奥様)に読んでもらい、意見を聞く。
12.意見を汲み取って、第四回目の推敲。
13.再度、第三者へ読んでもらう。これを数回繰り返す。
14.形になったと判断したところで、編集者に読んでもらう。

15.ゲラを出校してもらい、何度も推敲する。

ひとつの短編小説を書いて、それをじっくりと読み直し、コンマをいくつか取り去り、それからもう一度読み直して、前と同じ場所にまたコンマを置くとき、その短編小説が完成したことを私は知るのだ。(by レイモンド・カーヴァー)

 

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